片付ける順番※捨てる難易度が低い順 |
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①明らかなゴミ ↓ ②服 ↓ ③本 ↓ ④書類 ↓ ⑤小物類 ↓ ⑥思い出の品 ※部屋別ではなくモノ別に片付けた方が持っているモノの量を把握する事が出来るのでオススメです |
片付けの基本は、収納よりもとにかく捨てる事。
【捨てる8割、収納2割】ぐらいの感覚です。
人は捨てる事、手放す事がとても苦手な生き物です。
捨てるかどうか迷った時、人は「捨てる」という事をせず、モノを収納して隠す事で、手放す決断を先送りにします。
そして決断の先送りの精神は全てのモノにも適応されており、心もモノも不要なモノで溢れかえり、生活を圧迫し、自身の首を締め始めます。
まずは、何度も先送りにした「手放す決断が出来なかったモノ」を、感謝し手放す事から始めてみましょう。
片付けを始めた時に人は「捨てるモノ」に意識がいきがちですが
片付けの本質は「本当に大事なモノだけを残す」作業といえます。
片付けの際、ひとつひとつ手に取って、自分にとって本当に大切なモノか、
心の奥底から湧き上がる幸せな気持ちがそこにあるか、
感じ取って選んでいきます。
そこには、他人からよく見られたいという欲や、高かったからという損得勘定はないか、不純な気持ちが紛れ込んでないか、細かく自分の気持ちを見ていく必要があります。
多くの人が陥りがちな、捨てられないポイントをまとめていきます
「もったいない」
「まだ使える」
「高かった」
これらの感情がわくものは全て、捨てる対象になります。
人がモノを捨てられないのは大きく2つ
◯過去への執着
◯未来への不安
幸せだった過去に執着しても、今幸せでなければ意味がありません。
また、まだ来てもいない未来に恐怖心を抱く事も、モノを溜め込む要因となります。
(必要最低限の防災グッズ、非常食は除く)
本当に大事なのは今を生き、今幸せになる事です。
片付けを始めてモノを捨て始めると「こんなモノあったんだ!」「懐かしい!」というモノがたくさん出てきます。
(普段買わないような柄のシャツや、小洒落たランプなど。)
感動の再会をぶち壊すようで大変申し訳ないですが、それらのモノも捨てる対象になります。
(思い出の品はちょっと例外で除く)
なぜならこれまで何年も、それがなくて生きてこられたのだから、今後もなくても十分生きていけます。
具体的に「1年使ってなかったモノは捨てる」というルールの元片付けを行うとスムーズに進みます。
徹底的に捨てる事を激押しする私ですが、思い出の品に関しては、無理する必要はないと感じています。
もちろん、思い出の品もひとつひとつ事細かに、本当に必要かどうか決断する必要はありますが、
一度捨てたらもう元には戻らないので、絶対大切なモノは無理する必要はないと思います。
それでも、捨ててすっきりしたいあなたにオススメしたい裏技は
「写真に撮ってから捨てる」です。
写真に撮る事で、いつでも見返す事ができ、捨てる難易度が低くなり手放せるようになります。
みんな地味にとっておくものといえば、家電とかの説明書とか保証書。
ご丁寧にファイルしてとって置かれる事も多いですが、もう一度取り出して見た事も使った事もない人が多いかと思います。
これらも捨てる対象となります。
不安な場合は「写真に撮ってから捨てる」と簡単に手放す事が出来ます。
残念?ですが契約書類(保険証券、保証書、賃貸の契約書)などはとっておかねばなりませんが
それ以外の書類、不必要なDM、カードの明細書、給与明細などもどんどん手放しましょう。
なかなか減らないので何年も同じコスメを使っている人もいますが、
コスメにも寿命(使用期限)があるのはご存知ですか?
大体多くが半年、長くても1年だと言われています。
それ以上過ぎるとコスメが酸化して、かぶれや吹き出物の原因になったりします。
何年も同じコスメを使っている人は見直してみて下さいね。
また、コスメ同様、下着類も半年〜1年を目安に買い換える事をオススメしています。
汗の吸収率の低下、菌の繁殖などによってニオイや肌トラブルの原因となる場合もあります。
清潔なコスメと下着で、体も心地よく過ごしてくださいね。
人はモノを買う時に、当然ですがそのモノの未来を考えずに買います。
しかし人同様、全てのモノとも、いつかお別れをしなければならなくなる時が必ずきます。
1番の理想的な別れは「使いきる」ことでしょう。
主としても気分が良いし、モノとしても役目をまっとう出来て本望かもしれません。
が、しかし、そんな美しい別ればかりとは限りません。
いや不本意な別れの方がきっと多い。
・意外と使い勝手が悪かった
・もっと良いモノを見つけてしまった
・自分には合わなかった
などなど
使い切ってもないのに手放さなければならない現象がよく起きます。
そこで思い切って、手放す決断が出来れば良いのですが「もったいない」という美しい言葉を借りて手放す決断を先送りにします。
またモノを買う時に、あらかじめシュミレーションしておく事をオススメしています。
「使いきる」が、かなわなかった場合。
①捨てる
②売る
③譲る
大体この3つのどれかになると思います。
これから買おうとしてるモノの出口をどうするか、あらかじめ決めておく事で、モノを溜め込まずに、すっきりシンプルな暮らしが実現します。
モノが片付かない人の多くが、同じようなモノを何個も持っていたりします。
黒いペン30本とか。
何かペンの専門職に就いているなら別ですが、普通のご家庭でペンが30本も必要になる事はほぼないと思います。
本当に必要な数だけ持つ事を心がけましょう。
また、そういった小さい小物類だと、無くしそうで予備を持っていたいという人もいるかと思いますが、
そもそもモノを失くすのは、部屋にモノが溢れてるからで、
モノを減らしてシンプルにしたら、モノが紛失する騒動は起きなくなってくると思うので、減らしても問題ありません。
片付けが進むと、せいぜい予備1〜2本で平気になってきますよ。
一度に大量に買ってストックすること人も多いですが、
大量のストックはスペースを圧迫してモノを溢れさせる原因になる事も。
必要最低限の防災グッズや非常食は持っていて良いと思いますが
過度のストックは避けた方が良さそうです。
また家電ですと、売る時の事を考えて買った時のダンボールを全てとっておく人もいますが、
ダンボールはやたら場所をとるし、スペースを圧迫するので、買った時に捨ててしまう事をオススメします。
そもそも売ったところで、高価なモノならまだ分かりますが、数千円程度にしかならない場合は、
場所をとってる分のスペースがもったいない様にも思います。
毎日心地よくすっきりシンプルに暮らしたいのならば、そういった細かいところも考え直した方が良いかもしれません。
掃除が面倒なのは、床にあるモノを1回どけてから掃除機をかけなければならない事。
そもそもどかすモノがなければ、毎日掃除も苦じゃなくなってきます。
※一部の掃除が本当に苦手な人を除き
部屋のインテリアで飾る小物なども同様、一回どかして棚を拭いて、さらに小物も形状に合わせて拭いたり、ほこりをとったり・・意外と掃除に手間がかかる。
本当に心の奥底から大好きだと思えるモノ以外は床に置く、飾る、などは考え直した方が良さそうです。
捨てられない人の多くは部屋が、収納家具、収納ボックスやケースで溢れかえってます。
捨てないで、収納して誤魔化そう作戦です。
しかしそうしているといつまで経ってもモノは減らず、収納家具だけが増えるばっかりです。
そこで、モノが減らせる裏技は、そもそも収納家具や収納ボックスそのものを捨てる事。
収納家具そのものがない事で、収納する事が出来ず、捨てる決断を余儀なくする事ができます。
また収納する事が出来ないので、モノも必然的に減らす事が出来ます。
逆に床にモノを置いちゃいそうで不安という方は、収納家具に入る分だけのモノを持つ。それ以外は捨てる。というルールを決めると、そういった不安を解消する事が出来ます。
ちなみに余談ですが、備え付けの収納(クローゼットなど)に入る分だけが、自分にとってのモノの適当量とも言われています。
つまり備え付け収納より多く持っていたら、モノを持ちすぎというサインなんだとか。
モノをひとつ増やすと、雪だるま式にモノが増えていきます。
まずモノがひとつで成立するのかといったら違うケースが多くて、
モノを収納する為のケース、メンテナンスの為の道具、なんなら収納家具まで増えるかもしれません。
(家電なんて特にその傾向が強いです。)
それを考えると、これから買おうとしてるモノは本当に必要なモノなのか、
本当にじっくり、しっかり考えて、本当に必要だと感じるモノだけを買う事をオススメします。
また、モノってただそこにある訳じゃないんです。
定期的にメンテナンス、手入れ、掃除などが必要になってくるし、
それが出来ていない場合は、モノの管理が出来ていない事になります。
モノって意外と超自分の時間や労力を使います。
モノを捨てるリスクより、モノを持つリスクの方が多いかもしれない。
そんな自分の時間や労力を使ってでも持ちたいモノだけを厳選して大切にしていけたら良いですね。
毎日1日1個づつ捨てる片付け方法もありますが、短期間で一気に片付ける事をオススメしています。
まず1日1個だと変化があまり分からないのでモチベーションが続かないのと、
持ち物の全体量が把握出来ないので、あると思ってたのに捨てちゃった!的なトラブルが起こりがちになります。
短い期間で一気に片付けを終わらせると、モチベーション高く、またちょうど良い量のモノで片付けを完了させる事が出来ます。
デットスペースや突っ張り棒などでアレコレ収納を頑張る人もいますが、
収納はシンプルに備え付けの家具か、普通の収納家具に収納する事をオススメします。
本当に大事なのは捨てる事。
そして全ての捨てる作業が終わってから、最後の仕上げに
①全てのモノの定位置を決める
②そこにしまう
という事をしていきます。
モノが散らかるのは、モノの住所が決まっていないから。
モノの帰る場所を決める事で、散らかりづらい部屋になっていきます。